チャットボットが得意なこと
チャットボットは、すでにお手元にあるスクリーンショットの扱いが得意です。ホームページのキャプチャをChatGPT、Claude、Geminiにアップロードして、初めて訪れた人が何に気づくか、見出しは分かりやすいか、画像内の文字には何と書かれているか、といったことを尋ねてみてください。画像の読み取りは上手で、役立つフィードバックが返ってくることも多いです。
また、開くことができたページについて、何についてのページか、どんなセクションがあるか、何が書かれているかを説明してもらうこともできます。説明だけで十分なら、スクリーンショットツールは必要ありません。
うまくいかないケース
「このアドレスのスクリーンショットを撮って」という依頼は、典型的にはいくつかの形で失敗します。
- はっきり断られる。 ウェブページのキャプチャはできない、と回答されます。これは正確な答えです。
- 画像ではなく説明が返ってくる。 ページについての文章が返ってきます。便利ではありますが、見た目の記録にはなりません。
- 生成された画像が返ってくる。 サイトを「見せて」と頼むと、画像生成機能を持つアシスタントは、Webサイトらしく見える絵を描くことがあります。レイアウト、ロゴ、文言、価格はすべて作り話です。ひと目ではスクリーンショットに見えてしまうことが問題です。
- ページ全体は撮れない。 ページを見られる環境でも、見えるのは1画面ずつで、ページの上から下までの全体ではありません。
- スマホ版も一括処理もできない。 40ページ分をPC幅とスマホ幅で依頼して、ファイルのフォルダを受け取ることはできません。
なぜこうなるのか
スクリーンショットとは、ブラウザが描画した内容の記録です。撮るには、ページをダウンロードし、スクリプトを実行し、フォントや画像を読み込み、選んだ幅ですべてを配置して、そのピクセルを保存する必要があります。これはブラウザの仕事です。
AIチャットアシスタントの閲覧機能は、もっと軽い処理をしています。ページを取得し、モデルが読めるようにテキストを抽出するだけです。ウィンドウがないので、撮影するものがありません。画像生成もその穴を埋めません。画像生成は説明から新しい絵を作るもので、ページの実際のピクセルにはアクセスできないからです。
アシスタントによっては、実際のブラウザを操作するエージェントモードもあります。ページを見ることはできますが、動作が遅く、1ページずつの処理になりがちで、ページ全体の画像ファイルをまとめて納品する用途には向いていません。
ご自身で試すには
自社の料金ページなど、よく知っているページを選んでください。
- チャットボットに、そのアドレスのスクリーンショットを頼みます。
- 画像が返ってきたら、実際のページと見比べます。見出し、メニューの項目、数字を読んでみてください。
- ページの一番下を確認します。フッターはありますか。それとも最初の1画面で終わっていますか。
本物のキャプチャは、ページと一字一句一致します。生成された画像は、中の文字を読んだとたんに破綻します。
代わりに使うもの
実際のブラウザを動かすツールを使いましょう。当社のWebサイトのスクリーンショットツールは、各アドレスをChromeで開き、ページの上から下までの全体を、PC幅(1440 px)とスマホ幅(390 px)の2通りでキャプチャします。キャプチャの前にページをスクロールするので、遅れて読み込まれる画像も含まれます。JPGファイルを1件ずつ、またはZIPでまとめて受け取れます。
リストでの利用を前提に作られています。必要なページのアドレスを1行に1つずつ貼り付けるだけで、各ページにPC幅とスマホ幅の2ファイルが作られます。リニューアル前後の記録、クライアント向けレポート、2つの幅でのQA、競合ページの日付付き記録などに向いています。
1件の作業のうち最初の2件のアドレスは無料で、アカウントも不要です。リスト全体は $5 の一回払いのみで、サブスクはありません。
ご注意いただきたい点が2つあります。キャプチャできるのは公開ページだけなので、ログインが必要なページは対象外です。また、自動アクセスをブロックするサイトもあります。初めて訪れた人に表示されるCookieバナーは、新規訪問者が目にするものなので、画像にも写ります。
画像ではなく、検索や印刷ができるドキュメントが必要な場合は、同じようにブラウザで描画する仕組みを使ったWebページをPDFに変換が便利です。ページをA4のPDFとして保存できます。